東京ガジョピント

日常と非日常のスキマに生息しています

流行を肌で感じろ。過去のデータからは何も見えてこない、と教えられたあの日が忘れられない

流行を体で感じることは、他のどんなデータを信じるよりも大切だという話です。昔、私の先輩的な存在の知人より指摘され、今もその言葉が忘れられないのでここに書き記しておきます。

販売などに関わる業務に携わっていると、必然的に流行を意識しなければなりません。私も流行を意識せねばならない仕事をしているのですが、何かを進めていくときには。過去のデータばかりに気を取られていました。

しかし、知人に言わせれば、過去のデータは過去の話であって「今」でも「これから」でない。未来は自分の直感で作り出さなければ生まれてこないというのです。

こんな会話のやり取りをしたのは、今から10年以上前の話。当時は、何のことやら理解できておらず、実績を作るためには過去のデータを分析して次に備えることの方が大切だと思い込んでいました。でも、今、やっと流行を作るために必要な考え方や行動の起こし方がわかってきたような気がしています。

人間の直感は、最も信用できない曖昧なもの。でも、人間を相手に仕事をするのであれば、その曖昧さと向き合っていく必要があるとようやく理解できたのです。今という瞬間を肌で感じ取ることで未来を創り出す。仕事の面白さはこういったところにまだまだ潜んでいるんだと気付いたのです。